2026-04-15
【卸売・代理店管理のkintone地図BI活用】全国の取引先実績を都道府県別に集計。売上貢献エリアを地図で即特定
全国200社の代理店、「どこが稼いでいるか」を誰も即答できない
全国に代理店・販売パートナーを展開するメーカーや卸売会社の本社営業部長は、四半期の締めごとに同じ問いを受ける。「どのエリアの代理店が頑張っているか、どこが遅れているか」——しかしその答えは、担当者がkintoneからデータを出してExcelで集計するまで出てこない。
早くて半日、週をまたぐこともある。その間、経営会議は「印象」で議論が進む。「確か関東の代理店は元気だった」「九州は聞かないな」という感覚的な発言が飛び交い、具体的な対策議論に入れないまま会議が終わる。
翌日データが出てきたとき、会議での議論と照合する人間はもういない。せっかく集計したデータが、意思決定に使われないまま埋もれていく。
代理店支援の優先順位が、声の大きさで決まっている
本部のサポートリソース(技術支援、販促支援、トレーニング)は有限だ。それを「どの代理店に、どのエリアに、どれだけ投下するか」は本来、売上データや成長率のデータに基づいて決めるべきだ。
しかし実際には「よく電話してくる代理店」「担当者との関係が深いエリア」に、リソースが流れやすい。静かに頑張っている高パフォーマンス代理店への支援が後回しになり、声が大きいが実績が乏しい代理店への対応に時間が取られる——この不均衡が、全体の成績を押し下げている。
代理店実績を都道府県別に集計して、一瞬で地図表示
地図BIプラグインを使えば、kintoneの代理店・取引先管理アプリの一覧画面から、都道府県別の売上状況をボタン一つで可視化できる。
取引先の都道府県フィールド(住所の都道府県部分)を集計の基準として設定し、売上金額フィールドを「合計」モードで集計すれば、全国の都道府県別売上合計がコロプレス地図として表示される。

「件数」モードに切り替えれば、都道府県ごとの代理店数(レコード数)が表示される。「代理店は多いが売上合計が低い都道府県」——つまり、一社あたりの売上が低いエリアが浮かび上がる。支援強化の優先エリアだ。
「平均」モードでは、代理店1社あたりの平均売上が都道府県別に確認できる。「件数は少なくても平均売上が高い都道府県」は、さらに代理店を開拓することで大きく伸びる可能性がある。
「低迷エリア」の代理店をクリックして、即原因分析
地図上の都道府県をクリックすると、そのエリアの代理店レコード一覧が右パネルに展開される。代理店名、売上金額、最終受注日、担当営業などが表示され、個別のレコードに直接リンクできる。
「静岡県の売上が低い——クリックすると代理店が3社。うち1社は半年間受注がゼロ」という事実をその場で確認できる。「静岡の1社に今週アプローチして理由を聞け」という具体的なアクションが、地図を見ながら即座に指示できる。
ビューの絞り込みを引き継ぐので、「今期Q2の実績のみ」「特定の製品カテゴリのみ」といった条件での集計も即座に実行できる。新製品の浸透状況をエリア別に確認するなど、キャンペーン評価にも活用できる。
代理店との機密情報は社外に一切出さない
卸売・代理店取引では、価格情報、取引条件、販売実績が競合他社に絶対に知られてはならない機密だ。分析のためにExcelに出力したデータが社内を流通する運用は、情報漏洩リスクを高める。
地図BIプラグインは、kintoneから取得したデータをブラウザ上でのみ処理する。代理店の受注情報・売上データが外部サーバーに送信されることはない。地図の描画にはPONS LLCが管理するサーバーを使用するが、代理店の業績データはそこには含まれない。
取引先からの「情報管理の徹底」要求に対しても、この設計は明確な根拠を持って説明できる。
代理店戦略を「感覚」から「データ」に変える一手
地図BIプラグインは買い切りライセンスだ。月額費用は発生しない。四半期ごとに行っていた集計作業が日次で確認できるようになれば、低迷代理店への早期介入が可能になり、機会損失が減る。
全国の代理店網を「地図で見える」状態にすることで、毎月の営業戦略会議のレベルが大きく向上します。数字に基づいた代理店支援により、チャネル全体のパフォーマンス向上が期待できます。
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