2026-04-15
【営業管理のkintone地図BI活用】「どの都道府県が弱いか」を会議で即答できる。エリア別売上集計の決め手
「東北が弱い気がする」、でも根拠がない
月次の営業会議。部長が「最近、東北エリアの数字が伸び悩んでいる気がするんだよな」と言う。担当マネージャーは「確認してみます」と答えるが、心の中では溜息をついている。kintoneに全受注データは入っている。問題は、それを都道府県別に集計するには、毎回CSVをExcelにエクスポートして、ピボットテーブルを組み直さなければならないという事実だ。
作業時間は30分〜1時間。会議のたびにそれをやっていたら、集計担当者の残業時間がどんどん積み上がっていく。しかも、エクスポートした瞬間からデータは古くなる。「この数字、いつ時点のものですか?」という問いに、誰も自信を持って答えられない。
kintoneを導入したはずなのに、分析のたびにExcelへ出す。その矛盾に気づいていながら、解決手段がないまま放置されているチームがあまりにも多い。
kintoneにデータが揃っているのに、地域別分析ができない理由
kintoneのレポート機能でも、都道府県別の集計は一応できる。棒グラフや円グラフで件数を表示することは可能だ。しかし、それは「数字の羅列」に過ぎない。
北海道:12件、青森:3件、岩手:7件……47都道府県の数字を縦に並べて、どこが強くてどこが弱いかを瞬時に判断できる人間はほとんどいない。人間の認知は、地図として可視化されたときにはじめて、「あ、東北と四国がぽっかり空いている」という気づきを得られる。
さらに深刻なのは、エリア別の分析を現場に求めると、「どのフィールドで都道府県を管理しているか」がバラバラだという問題だ。「取引先住所の都道府県フィールド」を使っているチームもあれば、「担当エリアコード」を使っているチームもある。kintoneのレポート機能だけでは、こうしたデータの多様性に対応しきれない。
地図BIプラグインが変える、会議のリアルタイム分析
PONS LLCが開発した地図BIプラグインは、kintoneの一覧画面に「地図集計を開始」ボタンを追加するプラグインだ。
ボタンを押すと、現在表示中のレコード(ビューの絞り込み条件をそのまま引き継ぐ)を、設定したフィールドの値で都道府県別に集計し、コロプレス地図として画面に表示する。コロプレス地図とは、値が高いエリアほど色が濃くなる地図表現のこと。数字の羅列が、一瞬で「濃淡のある日本地図」に変換される。
集計モードは3種類から選べる。
- 件数モード:都道府県ごとのレコード数をカウント。訪問件数や案件数の分布を把握する
- 合計モード:数値フィールドの合計を集計。売上金額、受注額などのエリア別総量を可視化する
- 平均モード:数値フィールドの平均を算出。平均単価、顧客満足度スコアなどのエリア差を比べる
「東北の売上合計が薄い」という感覚を、会議室のプロジェクターに映した地図で即座に証明できる。しかも、今日時点のリアルタイムデータで。

エリアをクリックすれば、すぐに「なぜ?」に入れる
コロプレス地図で「東北が弱い」とわかった次の瞬間、営業部長は画面上の東北エリアをクリックする。すると、右側にパネルが開き、そのエリアのレコード一覧が表示される。20件ずつページングされ、各レコードへのリンクからkintoneの詳細画面に直接飛べる。
「青森の3件、担当者は全員同じ人か?」「岩手の7件、案件フェーズはどの段階?」といった深掘り分析が、Excelを開くことなくそのまま続けられる。会議が「集計待ち」ではなく「意思決定」の場になる。
しかも、これはビューの絞り込みを反映する。「今期Q1のみ」「担当者:鈴木」「案件フェーズ:受注済」などの条件で絞った一覧画面からボタンを押せば、その条件でのエリア別集計が即座に表示される。全件ではなく、今必要な切り口での分析がすぐできる。
「kintoneの外にデータを出さない」安心感
営業データには顧客名、商談内容、受注金額など、外部に絶対に漏らせない情報が含まれている。分析のたびにExcelにエクスポートする運用は、それ自体がセキュリティリスクだ。誰かのPCのデスクトップに「2026年1月受注一覧.xlsx」が放置され続ける、あの恐怖。
地図BIプラグインは、kintoneから取得したレコードデータをブラウザ上でのみ処理・集計する。データは一切、外部のサーバーに送信されない。地図タイルの描画にはPONS LLCが管理するサーバーを使用するが、お客様のレコードデータはそこには含まれない。営業データが社外に出ることはない。
個人情報や機密商談情報を抱える営業管理データベースに対して、このセキュリティ設計は稟議を通す最大の武器になる。情報システム部門が「外部APIへの送信はないか?」と確認しても、明確に「ない」と答えられる。
月額ゼロで導入できる、買い切りライセンス
BIツールやダッシュボードサービスを別途契約すると、月額数万円〜十数万円のコストが毎月発生し続ける。kintone本体のランニングコストに加えて、さらにその費用を経営陣に承認させるのは容易ではない。
PONS LLCの地図BIプラグインは買い切りライセンスだ。一度購入すれば、ユーザー数・レコード数に関係なく永続的に利用できる。月額費用は発生しない。「数ヶ月で元が取れる」という稟議の説得力は、サブスクリプション型のツールとは比較にならない。
エリア別分析のために毎月お金を払い続けるのか、一度だけ払ってkintoneの中で完結させるのか。答えは明らかだ。
まず都道府県フィールドの整備から始めよう
地図BIプラグインを使うには、kintoneのフィールドに「都道府県名」が格納されている必要がある。既存アプリに「都道府県」フィールドがあれば、そのフィールドコードを設定するだけで即日使い始められる。
「データが都道府県で管理されていない」という場合でも、住所フィールドから都道府県だけを抽出するフィールドを追加することで対応できます。まずは現状のkintoneアプリにどのような地理データがあるかを確認することをお勧めします。
都道府県別の集計を「ボタン一つ」でできるようになった瞬間、営業会議の質が変わります。「気がする」から「数字で見える」へ。その一歩を、踏み出されることをご検討ください。
PONS LLCのkintoneプラグインを試してみませんか?
導入のご相談・お見積りはこちら
ご質問、デモのご依頼、お見積りなどお気軽にどうぞ。